医療法人公仁会 明石仁十病院様
明石市にある明石仁十病院は、「全ては、病める人のために」を法人理念に、質の高い医療介護サービスを一体的に地域に提供し続けられるよう、努めて参ります。
導入ソリューション
DALI照明制御
世界標準規格「DALI」はデジタル通信プロトコルを使用し、照明装置を正確に制御できます。明るさ、色温度、スケジュールなど、さまざまなパラメータを調整し、メーカーを問わず様々な照明装置を接続する事が出来ます。システム内容
サーカディアンリズムに基づいた照明制御
病室にDALIシステム対応の機器を設置し、「サーカディアンリズム」に対応したシーン設定を行いました。時間帯によって明るさや光の色を変えることで、室内を自然の光環境に近づけることができます。一日を病室で過ごす患者様や、医療スタッフの方にも時間の経過を感じていただき、メリハリのある生活を実現します。
朝~午前中:やや青みがかった白色
正午~午後:自然な白色
夕方~消灯前:温かみのあるオレンジ色
シーン設定
通常のON/OFFスイッチのほかに、「処置モード」を各部屋に設定しました。処置に適した色温度、明るさをあらかじめシーン設定しておくことで、医師の処置時にスムーズに照明を切り替えることができます。
お客様の声
改築にあたり、どのような課題がありましたか。
以前の病棟における課題の一つは照明設備でした。
築30年を過ぎた以前の病棟では、照明設備に大きな課題がありました。蛍光灯の照明でしたが、長年の故障や交換により、機器も蛍光灯の色も部屋によって異なり、バラバラで暗い状況でした。
北向きの病室は日当たりが悪く、一方で南向きの病室は、特に夏場は暑く、遮光カーテンで日差しを遮って過ごしていました。しかし、遮光カーテンをすると今度は暗くなりすぎてしまい、ちょうど良い明るさにならないという問題がありました。
日々を過ごす病室が薄暗くなってしまうと、患者様の表情が暗くなったり、元気がなさそうに見えたりすることがあり、気がかりでした。また、足元が暗くなることで転倒のリスクが高まっていました。
今回の改築にあたり、見た目を良くするだけでなく、患者様が快適に過ごせるように、そして職員も働きやすい環境にすることを考えて設計を進めました。
なぜサーカディアン照明を導入しようと考えたのですか。
私たちは泌尿器科で排尿障害を専門にしています。大学院での基礎研究を通じて、サーカディアンリズムと排尿が深く関係していることを実感しました。
臨床で働く中でも、サーカディアンリズムを整える睡眠薬を使用すると患者様の精神面の調子が良くなる場面を多く経験し、サーカディアンリズムを整えることが健康にとって非常に良いのではないかと感じていました。そこで、サーカディアンリズムを自然に整える手段として「照明」の役割に注目し、新病棟の設計段階からサーカディアン照明の導入を検討しました。
導入後の反応や感想をお聞かせください。
天候や時間帯に左右されず、適切な明るさが確保できるようになりました。
当初は、これまで暗い病室にいらした患者様から「眩しい」という声もありましたが、しばらくすると慣れてこられたようで、現在は特に問題なく過ごしていただいています。
職員アンケートを実施したところ、日中に傾眠してしまう患者様が減った、リハビリなどに対する意欲が上がり活動的になった、患者様の精神症状が少し安定したのではないかと感じる、という声が上がりました。また、医師からは、夜間の当直時に転倒報告の電話が減り、夜中に起こされることがほとんどなくなったという声がありました。
研究結果としても入院患者様の転倒率が15%から7.4%へ減少した、という結果が得られました。
インタビュー全編はこちら(YouTube動画)
医療法人公仁会 明石仁十病院
| 住所 | 兵庫県明石市魚住町清水1871-3 |
|---|---|
| 事業概要 |
《診療科目》 |
| URL | https://ninjyu-hp.or.jp/ |


