オフィスの新常識!生産性は照明で決まる?照明の基礎から徹底解説!
近年、働き方改革や感染症対策などにより見直されている「オフィス環境」
働きやすいオフィス環境を作るためには「照明」は欠かせない要素の1つです。
実は働きやすい環境作りだけではなく、生産性向上にまで関係しています。
そんな働きやすい環境を作るために気を付けることについてご紹介いたします。
目次
照明で生産性が落ちる!?
照明ひとつで生産性が落ちるなんて、あまり想像できないのではないでしょうか。
考えてみてください。
もしもオフィスがとても暗かったら、手元が見えず作業もままならないでしょう。
また明るすぎると目が疲れてしまいます。
このように照明によって生産性は大きく左右されてしまいます。
ではどのような照明であれば、生産性を落とさず快適な環境を作ることができるのでしょうか。
生産性を上げるために知っておきたい照明の基礎
生産性を上げるために、照明の「色温度」と「照度」について知っておきましょう。
色温度
色温度とは、光源が発する光の色をあらわす値です。値は「K(ケルビン)」で表されます。
光源の温度や明るさとは関係がありません。
値が低いほど暖色系(赤、黄、オレンジ等)、高いほど寒色系(水色、青、紫)になります。
身近なものでは、ろうそくの色温度が約3000Kです。夕日のようなオレンジ色になります。
照度
照度とは、「1m×1mの面にどれだけ光が照射されているかを表す値」です。値は「㏓(ルクス)」で表されます。
少し難しいように感じますが、机を照らす電球の明るさの値ではなく「照らされた机の明るさ」を示す値なので、
人の目で見た感覚に近い値になっています。
生産性を上げるための明るさ・色は?
生産を上げるための明るさ・色はどうするといいのでしょうか。
「クルティフ曲線」を基に見てみましょう。
クルティフ曲線とは?
クルティフ曲線とは、「色温度と照度の変化によって人がどんな明るさ・どんな色温度を快適と感じるか」を表しています。
こちらの曲線から
・色温度(低↓) 照度(低↓)
・色温度(高↑) 照度(高↑)
の際に快適と感じるとわかります。
クルティフ曲線をどう活用する?
JIS基準によって作業内容や空間によって「推奨照度」があります。
例えば事務所の会議室は500lxが推奨照度と定められています。
こちらをクルティフ曲線に当てはめると3000~7000Kが最適といえます。
JIS基準を基にクルティフ曲線にあてはめることでより快適な環境をつくることができます。
まとめ
今回は生産性を上げる照明についてご紹介いたしました。
ZEB化など省エネルギー化が加速し、照明の見直しが必要になってきています。
LED化や照明制御による省エネルギー化・効率化を検討してみてはいかがでしょうか。
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