-つながると面白い- 発売から1年 マルチゲートウェイ事例集
昨年4月より、製品として販売開始したマルチゲートウェイ、おかげさまで、様々な接続をさせていただく事ができました。感謝を込めまして、どのようなことができるのかを、まとめてみました。
目次
何ができるの
当初は、ビルの管理システムとして、照明を中心として天空照度センサーやブラインドサーバーシステムと中央監視システムを連携させ、エネルギー効率の向上・省エネを進めるためのゲートウェイとして開発しました。
近年では、様々なIoT機器によるスマートビルディング化が図られ、通信規格も多種多様となりました。そのため複数の通信規格パターンに対応するためには、通信規格ごとにゲートウェイが必要でした。通信規格ごとのゲートウェイを用意するのではなく、ソフトウェアによる通信プロトコル変換によって各種ゲートウェイをまとめたのが「マルチゲートウェイ」です。そして、集約して繋げることによる相乗効果を図る事が可能となりました。
事例1)警報通知
複数拠点に展開している企業のビルにおいて、火災報知設備を遠隔監視
火災報知システムの接点情報をマルチゲートウェイに取り込むことによって、火災発生時、即座に本社へ発生のアラートが通知されます。
事例2)セキュリティー監視
ビル内の各種カメラに搭載されている検知情報を収集
カメラからのアラート情報や、顔認証から個別認識情報などを中央監視システムへ通知。
事例3)センサー連動
センサー情報からの設備制御
温湿度や、気象情報をもとに、ビル内の照明照度や空調の温度管理を制御する事で、エネルギー効率や、快適化の制御を行います。
事例4)設備操作
ビル内設備を、モバイル端末やAIスピーカーを使用して操作
スマートリモコンとして、ビル内の設備を操作する事ができます。会議室利用のシーン制御や、個人のパーソナル制御としての快適環境を構築できます。
事例5)クラウドへのデータ収集
支社電力監視データの本社集約
各支社電力データをクラウド上に蓄積し、データの見える化を実施、それにより省エネ効率の可否、設備改善への計画立案等に活用しています。
まとめ
IoT関連製品やAIを活用したカメラやロボット等、様々な製品が発売されています。単体でも利便性を高めてくれますが、メーカーの垣根を越え接続されることで、新たな付加価値が高まる。その一助にマルチゲートウェイを活用して頂ければと思います。
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