声がリモコンになる。音声・AI制御システム「ツイートREMO」

 Amazonがエコーとともにアレクサを2014年11月に発表して7年、様々なデバイスで、音声をつかう事が当たり前になってきました。
 私は、独り言を言う様で恥ずかしさもあり、抵抗もありましたが、スマートフォンでは、GoogleMAPで行先検索、電話をかける時のパーソン検索等、キーを打つより圧倒的なスピードで対応が出来てしまう、時代は進むべくして進むんですね。
 今回は、一般家庭では当たり前になった音声(テキスト)認識の企業向けツイートREMOの紹介をいたします。

目次

基本機能

システム入力:音声・テキスト情報
システム出力:BACnet通信・接点信号

 BACnetとは何と思われるかもしれませんが、ビルの各種機器を接続、監視できるようにした統一プロトコル規格となります。空調や火災報知、照明設備等、違うメーカーであっても連携できる仕組みが構築できます。
 管理している場所は、建物の中央監視室と言われるところに、設置されています。この設備をクラウドを介してコントロール出来る仕組みが、ツイートREMOとなるわけです。
 しかし、全てがBACnetに準拠しているわけではありません。IT関連のセンサーや、ネットワークに接続されている機器など、つながったら便利なのにと、思うものもたくさんありますよね。

 

 

 

位置検出アプリケーションとの連動

 先ほど説明したように、ビル設備とクラウドを介して接続できるようになったということは、ビル内であればどこでも操作が可能となるということになります。

 でも疑問が、ビル内には、様々な執務室があってその場所の設備をコントロールしようとしてもできるのでしょうか、それが出来るんです。家庭用との違いがここにあります。

 スマートフォンからの操作に関しては、位置検出アプリケーションとの連動により、操作対象室を識別し、操作の簡便化・誤操作防止が実現可能となったのです。

想定される利用シーン

オフィスで

 事務スペースでは、自分がいる場所の空調や照明のコントロールを、会議室では、使用中の代りに調光ガラスで不透明にし、プロジェクタの投影用に電動ブラインドを下ろし照明を調光、空調コントロールと準備のアシストを、退室時には、個別に設定したものを一斉に全解除を行うなど、片付けの効率化やプレゼンテーションの演出効果をコントロールすることが出来ます。

医療、介護施設で

 医療施設では、体が不自由な方の特別室に取りつけ、電動ベットのリクライニングや昇降、空調や照明のコントロールを行える喜びを、介護施設では、介護士の方が、特浴介助を行う時に両手が塞がった場合でも、機器の操作をアシストしたりと、設備操作の新たな選択肢とすることが出来ます。

編集後記

 今回ご紹介のキーデバイスとして、マルチゲートウェイ(仮称)を開発しました。本文でも記載しましたが、様々な設備を連結させることが出来るソフトウェアゲートウェイとなります。これからも色々な設備との連動を試してご紹介させていただきます。

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