レジ前の混雑をスッキリ!|3つの対策をご紹介

感染症の流行もいまだ冷めず、不要不急の外出を控える生活が続いていますが、このような状況でも変わらず人が集まる場所があります。
食料品や日用品が売られている場所、スーパーマーケットです。
そして、スーパーマーケットの中でよく見る光景といえばレジ前の混雑ではないでしょうか。
今回はそんな混雑の対策についてご紹介いたします。
コロナ渦が収まってもレジ混雑は変わらず起きてしまうので、ぜひ最後までお読みいただき参考してください!

目次

レジ混雑の原因とは?

原因は単純明快です。どのお客様も最後はレジで清算を行うからです。
「混雑するのは仕方ない」と考えてはみても、一人二人であればともかくレジに五人六人と並んでいるのを見ると、密度や待ち時間の関係からためらってしまうことも……。
なぜ大きな混雑ができてしまうのか、その主な原因を考えてみました。

①レジ台数の不足

1つ目は設置しているレジ台数の不足です。レジの台数がお客様の数に見合っていなければ、対応しきれないお客様は長時間並ぶこととなり、混雑ができる原因となります。この場合は、対応が可能な台数を追加で設置する必要があります。

②レジの対応に時間がかかる

2つ目はレジの対応に時間がかかってしまうことです。レジの行列がなかなか進まないと、レジに並ぶ人数が増えてしまいます。すると、お客様の集まるレジ前に混雑ができる原因となります。
特に今は感染症対策としてトレーでの金銭受け渡しやパーテーションの設置による会話のしにくさの他、電子マネーの普及による支払い方法の多様化から以前よりもお客様に必要な操作が増えたことも原因にあるかもしれません。

また昨今ではセルフレジも多くなってきましたが、すでにあるレジのうちいくつかをセルフレジにしてしまうと、セルフレジに慣れていないお客様が手間取ったりしてかえって混雑につながってしまうケースもありそうです。

③スタッフの人数不足

最後の3つ目はスタッフの人数不足です。スーパーマーケットでは常に全てのレジが稼働しているわけではなく、またスタッフがいなければ基本的には精算はできません。
通常、混雑が予想される時間にはスタッフがレジを開けますが、予期せぬタイミングで混雑するケースなどもあり、スタッフの対応が間に合わず混雑してしまうことも。

混雑に対処するためには?

混雑というものは一度できてしまうと、自然に解消するには時間がかかります。また、感染症の脅威もありますので混雑で密になる前に対処を行うことも大切になります。
そのため混雑ができる前に防ぐこと、混雑ができる事を素早く把握し対処することが重要になるのです。

レジ混雑の対策

今回挙げた3種類の原因のうち、ここではスタッフの人数不足に対する混雑の改善方法をご紹介いたします。

①並ぶ場所をわかりやすくする

レジ前で列を作る場所をあらかじめ決めておく方法です。
どのお店でもすぐに実施可能な改善方法で、レジ前の並んでほしい箇所にステッカーやビニールテープを貼ります。これによりどこに列を作ればよいのか、わかりやすくなります。

メリット

・並ぶ位置をわかりやすくすることで、誰にでも混雑が把握できるようになります。
・お客様が正しく並ぶことで列の乱れによる混乱やまだ買い物中のお客様への影響を軽減できます。
・低コストで実施も簡単です。

 

デメリット

・根本的な混雑(円滑なレジ精算)を防ぐ方法にはなりません。
・お客様の協力が必要不可欠となります。

②稼働するレジを増やす時間、減らす時間を決めておく

曜日、時間帯ごとにどれだけの人員を投入するか決めておくことで、混雑ができる前に対応を行う方法です。
例えば、毎日のようにレジの応援を頼んでいる時間帯があるとします。この場合、その時間帯は事前に稼働するレジを1台増やしておけば、混雑を未然に防ぐことが可能です。

メリット

・混雑防止の他、シフトの改善・見直しとなり適切な人材配置につながります。
・実施にほぼコストがかかりません。

デメリット

・長期的に混雑のデータを集める必要があります。
・突発的に起こる混雑には対応できません。

③位置検知センサーを利用する

位置情報や様々な情報を検知するセンサーを用いたシステムを利用する方法です。
レジに並んでいる人数をリアルタイム表示したり、店舗内のお客様の状況・動線を把握できたり、レジ混雑にアラートを上げたりと様々なお役立ち機能があります。
お客様は買い物の際、混んでいるエリアを避けたりレジの状況を確認でき、スタッフは混雑を事前に把握できて増員できたり、お客様の動線から販売製品の陳列などの分析もできます。

メリット

・混雑の防止・把握が可能です。
・システムにもよりますが、お客様の導線の確認や、サイネージやタブレットに混雑状況の表示といった活用も可能です。
・アラート機能や温度管理などの多様な機能があります。

デメリット

・上記2種と比べてコストがかかります。
・きちんとした設計を行わないと最大の効果を発揮できません。

まとめ

今回は日常において必要不可欠な存在であるスーパーマーケットでの混雑原因と対策についてご紹介しました。
スーパーマーケットの混雑について調べる中で「レジ待ち整理券を配り、呼ばれるまで引き続き買い物をしてもらう」といったユニークな案も見かけました。お客様にとってレジ待ちが苦痛なのは「レジ待ち以外の行動ができない」ためなので、レジを待つ時間と認識せずに済むような工夫があれば、実際のレジ待ちの時間は変わらずとも満足度は高い状態のまま買い物していただけるかもしれません。
まずはできることから始めてみてはいかがでしょうか。

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