今日からあなたも動画クリエイター!パワーポイントでできる動画作成方法!

近年YouTubeなどの動画メディアが注目を集めています。
そこで企業でも商品アピールやブランディングのために動画を使い始めています。
ですが動画を作成しようにも「動画編集ソフトは難しくてわからない」なんて思っている方が多いのではないでしょうか。

実はそんなことはないんです。
皆さんが日頃からお使いの「PowerPoint」で動画を作成することができます。
今回はその方法についてご紹介いたします。

目次

パワポで動画ってどう作るの?

Microsoft PowerPointは皆さんがご存じの通り、提案書などを作成するプレゼンテーションソフトウェアです。

スライドに文字や画像、グラフなどを使って、見栄えの整った提案書つくりをサポートしてくれます。

 

ではそんなPowerPointを用いてどのように動画作成をするのでしょうか。

それは「録画機能」を用いて作成することができます。

録画機能って何?

録音機能はPowerPoint「録音」タブより使用することができ、スライドを見ながら説明を行いそれを録音・録画することができます。

またそうして録画した動画(480p、720p、1080p、4K)を書き出すことができます。

 

撮影方法

では実際の作成方法をご紹介いたします。

0. 事前準備

まずは録画するためにマイクなどをパソコンにつなぎましょう。

 

マイクは、本格的なマイクからイヤホンマイクなどの普段Web会議で使用しているもので問題ありません。

また繋いだ際にパソコンがマイクを認識しているか確認しましょう。

 

Point
パソコンで接続した機械がパソコンに読み取られているのか、デバイスマネージャーから確認できます。
デバイスマネージャーから「オーディオの入力および出力」に接続したマイクの名前があればつながっています。

1. 資料を作る

まずは動画に使う資料を作成しましょう。

作り方は今まで作ってきた方法と変わりありません。

 

また、あらかじめ話す内容をノートに入力しておきましょう。

 

Point
画面切り替えを設定することで、スライドのつなぎが滑らかになり、より動画らしくなります。
画面切り替えの期間を調整し、長くなり過ぎないように調節しましょう。

2. スライドショーの録画

スライドショーの録画を行います。

 

録画を行うには、録画専用画面に移動しなければなりません。

録画専用画面には、録画タブの「スライドショーの記録」より移動することができます。

 

はじめて録画する場合は「先頭から記録」をクリックしましょう。

▲「スライドショーの記録」より「先頭から録画」をクリック

3. 録画画面

「スライドショーの記録」をクリックすると録画専用画面が開きます。

こちらを使って録画を行っていきます。画面の使い方について説明いたします。

▲ 録画専用画面
録画・停止

画面左上「録画・停止」では、スライドショーの録画と録画の確認を行うことができます。

 

録画をクリックすると、「3」からカウントダウンが始まり録画が始まります。はじまった録画は停止をクリックすることで止めることができます。

続きから録画を行いたい場合は、再度録画クリックすることで続きから録画を行うことができます。

また再生をクリックすることで、録画した内容の確認を行えます。

▲ 録画・停止機能
▲ 録画・停止機能
ノート

画面中央上「ノート」では、スライドを作成する際にノートに入力したテキストを表示させることができます。

またノートをクリックした際スライドに被るように表示されますが、録画したスライドショーにはノートは映りこみません。そのため、説明内容のカンニングペーパーとして使えます。

 

表示されたノートは、「A▲」「A▼」によって文字サイズを変更できます。

ノートにマウスカーソルを合わせて、方向キー上下・マウスホイールによってスクロールすることができます。

 

 

▲ ノートの表示
クリア

画面右上「クリア」では、録画を全体・スライドごとに削除することができます。

スライドごとに録画を行い、撮り直しする際にスライドごとに削除を行いましょう。

▲ クリア
設定

画面右上「設定」では、録画の際に使用するカメラやマイクの設定を行うことができます。

Webカメラ・外付けマイクを使用する場合はこちらをあらかじめ確認してから、録画を行いましょう。

▲ マイク・カメラの設定
各種ツール

画面下部中央にたくさんアイコンがあります。こちらは録画時に説明を手助けしてくれます。

 

「レーザーポインター」では、説明の際などに注目を集めたい場所を指しながら説明することができます。

「ペン」では、細いペンで文字やイラストを描くことができます。スライドに合わせて色を変えて説明することができます。

「蛍光ペン」では、太い線を引くことができ下線を引いたり囲んだりすることができます。こちらもペンと同様色を変えることができます。

またペン・蛍光ペンは、「消しゴム」によって削除することができます。

 

Point
各ツールはショートカットキーで呼び出すことができます。
レーザーポインターはCTRL+L、消しゴムはCTRL+E、ペンはCTRL+P、蛍光ペンはCTRL+Iで呼び出せます。
また各ツールから元のマウスカーソルに戻すにはCTRL+Aで戻すことができます。
▲ 各種ツール(左からレーザーポインター、ペン、蛍光ペン)
カメラ・マイクのON・OFF

画面右下にてマイクのミュート、カメラのオンオフを操作できます。

 

「マイクをミュートにする」では、オン状態だとマイクに向かって話しても動画に音声は乗りません。

「ビデオを無効にする」では、カメラの映像が映らなくなります。

また、「カメラのプレビューをオフにする」では、カメラに映る映像を確認しながら録画を行うことができます。

 

Point
録画時カメラのプレビューをオフにしていても、カメラの映像は録画されています。
顔をうつしたくない場合は必ず「ビデオを無効」にしてください。
▲ 左からマイクのミュート、ビデオの無効、カメラプレビューのオフ

4. カメラ・マイクの設定

録画を始める前に、使用するカメラ・マイクが使える状態になっているか確認しましょう。

 

カメラの確認は、カメラプレビューをオンにすることで映り方などを確認することができます。

マイクの確認は、テスト録画を行い再生することで確認することができます。

 

※テスト録画をクリアにすることを忘れずに

5. 録画

実際に録画を行います。

録画をクリックし、録画を始めます。

 

間違ってしまっても焦らずに、停止をクリック後現在のスライドの録音をクリアにしましょう。

録画が終わったら、再生にて確認を行いましょう。

6. PowerPointから動画ファイルへ

録画が終わったら、録画した内容を動画ファイルに書き出します。

 

ファイルタブの「エクスポート」から「ビデオの作成」をクリックします。

その後、画面解像度を選択します。今回はフルHD(1080p)で書き出しを行います。

 

画面解像度指定後、「ビデオの作成」をクリックし保存しましょう。

この場合ファイル形式は「MPEG-4」にて保存されます。

 

Point
MP4にて動画を保存する場合、動画をMicrosoft Streamへ公開後「その他のアクション」から保存できます。
しかし画面解像度はHD(1280×720)のみとなります。
▲ ビデオを作成
まとめ

今回はPowerPointにて、動画を作成する方法についてご紹介いたしました。

使い慣れたPowerPointにて動画を作成できるので、動画作成へのハードルが低くなったのではないでしょうか。

 

今回の内容を基に動画作成に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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