Zoomのオンデマンド配信ってどうなの!?
Web会議でおなじみの「Zoom」。通常の会議の機能に加え、セミナーに特化した「ウェビナー」機能があることはご存じの方も多いかと思います。そんなウェビナーですが、実は「オンデマンド配信」もできることをご存じでしょうか。今回は「オンデマンド配信」と、Zoomでの設定についてご紹介します。
目次
オンデマンド配信とは
オンデマンド配信はあらかじめ用意しておいた録画・動画コンテンツを配信する方法です。一般的なWebセミナーは日時が指定されていますが、オンデマンド配信の場合、開催期間中の好きなタイミングで視聴することが出来ます。また、Zoomの「オンデマンド」では一般的には「アーカイブ配信」とも呼ばれる、「リアルタイムで開催したセミナーの録画をそのまま配信する」ことも可能です。
メリット
オンデマンド配信は時間にとらわれず視聴することが可能です。また一時停止や巻き戻し、繰り返し再生もできるため、視聴の自由度が高いと言えます。
配信する立場で考えると、視聴の自由度が高いことで、より多くの方に見ていただきやすくなるメリットがあります。また、配信コンテンツについても、事前に録画、作りこんでおくことが可能になります。
デメリット
経験された方も多いのではないかと思いますが、時間の縛りが無いため、「登録したけど見なかった」人が出てきてしまいます。
また、リアルタイムのセミナーのようにその場で質疑をしたり、終了直後にアンケートを取ったりすることが出来ないため、視聴者の反応が見えづらくなってしまいます。
配信を行う際にはコンテンツの工夫やその後のアンケート実施などに工夫が必要かもしれませんね。
Zoomでオンデマンド配信をやってみる!
オンデマンド配信を行うにはZoom のウェビナーライセンスが必須になります。
開催前の設定
普段と同じようにウェビナーの設定を行いますが、通常と異なる点は2つだけです。
・「登録」の「必須」にチェックをする
・「ウェビナー」の「ウェビナーをオンデマンドにする」にチェックをする
自動的に「ウェビナーを自動的にレコーディングします」「クラウド内」もチェックされます。このチェックは外さないようにしましょう。
この後は普段と同じようにウェビナーの配信を行うだけです。
ウェビナー後の設定
ウェビナーの配信が完了したら、録画データが自動で保存されます。保存して視聴できるようになるまでは少し時間がかかりますので待ちましょう。利用できる状態になったらメールで通知が届きます。
・右上の「共有」ボタンをクリックします。
・レコーディングの共有設定が表示されます。
「この記録を共有する」「記録をオンデマンドで表示」がONになっているか確認します。
また、最初の状態では「視聴者はダウンロードできます」がONになっています。必要に応じて、OFFに切り替えておきましょう。
便利な機能
配信範囲の設定
最初の準備中の映像や終了後の映像は不要、ということがあるかと思います。実はZoom上で「オンデマンド配信時に見せる範囲」を指定することが出来ます。
動画の再生画面を表示すると、右下にハサミマークが表示されています。このハサミマークをクリックすると動画の最初と最後の切り取り範囲を指定できるようになります。
本編の開始・終了時間にカーソルを合わせて「保存」をクリックすると、不要な部分をカットした状態で見ていただくことが出来ます。
また、これはあくまで【オンデマンド配信視聴者が見るときの範囲】を指定しているだけなので、動画そのものが編集されているわけではありません。
登録者情報の確認
登録者の表示をクリックすると、オンデマンド配信視聴の登録者が表示されます。動画を視聴する際の登録情報が表示されますので、後でセミナーのアンケートや資料を送るときなどに必要な情報です。
実際に使ってみて…
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